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対音楽

中村一義の久しぶりのソロアルバム対音楽が今週発売された。
いいアルバムだな、と素直に思えるような作品だった。
アルバム先行曲の運命・ウソを暴け・流れるものにを聴いた時に期待したもの以上の作品だった。

中村一義対ベートーヴェンというテーマから、今までのポップ路線からE.L.O的ポップに近づくのかと思ってた。
けど、ちょっと違った。
僕の勝手な印象では、E.L.Oはポップとクラシックの対比を見事に奏でるバンドって認識がある。
ポップ対クラシックみたいな。

ただ、対音楽はとことんベートーヴェンの旋律を自然に歌詞とサウンドに融和させている。
これだけ有名なクラシックのメロディーをポップスに昇華している。その点が一番良い印象だ。
ちょっとした企画物じゃなくて、正真正銘中村一義のオリジナルアルバムとして聴くことが出来た。


当然ながら骨組みである、中村一義のメロディーと歌詞はポップでいいものだった。
どれも、ワクワクさせてくれる。まさしくポップミュージック。
あと、過去の自分の作品からの引用的な部分がいくつかあった。もしかしたら、それはクラシック作曲家に対するオマージュとかなのかもしれない。過去の作品からの引用なんて昔のクラシック作曲家は沢山やっていたらしいし。

とてもいいアルバムだし。いい曲ぞろいだ。
ただ、収録時間の短さとか内容を考えると、金字塔やERAとかとはベクトルが全然違うものだと思う。
やわらかいアルバム。そんな印象がする。
多分、「金字塔が最高、第二の金字塔を聞かせてくれ」って人はあんまり響かないと思った。
また中村一義の作品が聴けることが素直にうれしい。


対音楽(ALBUM+DVD)

対音楽(ALBUM+DVD)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: FIVE D plus
  • 発売日: 2012/07/11
  • メディア: CD



タグ:中村一義

僕は音楽が好きだ。出来る限り多くのいい作品と出会いたい。
ただ同時に漫画や小説も好きだから、お金の振り分けが難しい。

音楽が好きなのは子供の頃からだし、今でも身近になくてはならない存在だ。
けれど、よく考えたら本なんて読み始めたのはここ何年かだ。

きっかけは本屋で働くようになってからだ。
バイトとして本屋で働いていると、ふと本が読みたくなる。
「この本はおもしろそうだ」と。
ただ音楽のと同じように小説も失敗することがある。
一般文芸にしろライトノベルにしろ悪いものは悪い。
しかし、多くの人は「ライトノベルはつまらない」と見下している。
本屋の店員も出版社も客もだ。
ライトノベルはクソみたいにつまらない作品もある。
だけど中には驚くほど楽しませてくれるものもある。

理解のない人達にどうやってものの良さを伝えればいいのか。
どうしたら買ってくれるのか?
商売って言うのは難しい。
昔バイトの社員が「エロけりゃ中高生は買うんだよ!」といってた。
まぁそれも一つの正解だ。
読書を読む入り口にライトノベル、いいとおもうけどな。

SEVEN

長澤知之の五枚目のミニアルバム「SEVEN」を聴いた。
それにしても、シングル二枚、フルアルバム一枚、なのにミニアルバム五枚も出すなんて異質だ。
そういう世間からズレた感覚も面白い。
そんな表面的なことはまあいいや。結局ミュージシャンは楽曲だ。

長澤知之は楽曲という面で僕をまったく退屈させてくれない。
過去の作品も、最新作も。
最新作「SEVEN」では新しい一面をまた聴かせてくれた。
系統的には四枚目の「SILENTSIREN」に近いポップさが溢れている。
ただ以前までの作品でとは違い、曲調に明るさがとても強い。
詞は前向きだったり、死にそうだったり相変わらず面白い。

1・あんまり素敵じゃない世界
勢い溢れたポップロック、パワーポップに近いものがある。
新鮮な四つ打ちのバスドラに、強く歪んだギターバッキング。
多様な展開は見せず、シンプルなメロディをストレートに歌い上げる。
長澤知之がストレートに歌うと逆に新鮮だ。
詞の面でも驚いた。「スタンドアップボーイ・カモンガール」と長澤知之が歌うのはおもしろい。
しかもそんな曲のタイトルが「あんまり素敵じゃない世界」
新しい長澤の一面を突きつける一曲目にピッタリな楽曲。
・・・ラストに少し入ってるギターソロはCOIL佐藤洋介によるものらしい。上手い!

2・センチメンタルフリーク
孤独な気持ちをフォークロックに包んだ楽曲。
こういうフォーキーな曲を歌うと、多くの日本のミュージシャンが日本の古いフォークのような質感を持つように聞こえるが、長澤知之が歌うと二ールヤングとかの海外の匂いが漂う気がする。
詞の面では、情けない孤独な男の描写が上手い。こういう詞を気取らず上手に表現するのが素晴らしい。
「ただあいたいひとはどこにもいない あんたでもない あんたでもない」
こういうことをさくっと言う長澤らしさ溢れる楽曲。
・・・「あなたにあいたくて」って曲(福耳)に参加した人がこれを歌うのもまた面白い。あれはあれでいい曲だけど。

3・されど木馬
古典的なロックなイントロ・Aメロ。こういうダサかっこいいオールドなことをあっさりやるのかと驚いた。
ただ、サビで思いっきりポップに展開する。笑っちゃうくらいポップ。
ギターのカッティングが目立つけど、オルガンとエレピがいい味出してる。
詞はメリーゴーラウンドの馬が自由を夢見るファンタジーな内容なのだろうか?それとも同じ日常を繰り返す人間を木馬に例えてるのか?両方か? 

4・静かな生活
アコースティックギターとパーカッションが心地良いスローな曲。
メロディの良さは言うことなし。そしてロックな曲と違う優しい声だ。
長澤知之がスローな曲で聞かせてくれる声に、僕はいつも神々しいものを感じてしまう。
詞はタイトルのとおり静かな生活について淡々と歌ったものだ。
「その日が訪れるのを信じていよう どこにいても耳を澄ませていいよう」
COILの1Stアルバムのライナーに、ポップミュージックには絶望と希望が混在していると書いてあった。
まさにこのことだとなぜか思い出してしまった。

5・幸せへの片思い
これも、淡々とした曲で情けなく孤独な心情を歌う曲だ。
ポップなメロディーにネガティブな内面・外面のことを混ぜ合わせている。
サウンドはアコースティックギターのカッティングを中心としたシンプルなもの。
詞の殆どを占めるのはマイナスな感情。
そのすべてを「幸せへの片思い」の言葉に集約している気がする。
誰もがふと思いそうだけど口にしないことを長澤知之は歌うんだな。そんな風に痛感する。

6・決別
歪んだギターの音色が目立つスローなテンポで始まる別れを歌う曲だ。
美しいメロディーのミドルテンポな前半からアコギのカッティングが特徴的なテンポが上がる中盤に、そして前半と同じミドルテンポなサビのメロディーに戻る。
サイケデリックさを強く押し出した重いサウンド。特にギターの歪み具合や裏でなるフィードバック音がそれを強調している。
このアルバムの中で一番メロディーが気に入ったのがこの曲だ。
長澤知之は人間の孤独をここまで美しく歌えるのか。
大抵の別れの曲は相手のいいとこを歌うが、見事にそれがない。
孤独と強がりと悲しみがにじみ出てる詞に聞こえてならない。

7・バベル
高らかなメロディーとロックバンド的なサウンドが合わさった、勢いのあるロックナンバー。
長澤知之の楽曲は特徴的なコーラスを効果的に使うことが多いが、この曲ではボーカルはなかなかシンプルだ。
ギターも割りとラフな感触で、LIVE的な楽曲だ。
最初の詞を聞くと誰か相方がいるのかなとも思ったが、聴き進めるとこれは一人の禅問答なんじゃないかと思う。
バベルのタイトルに相応しい空想的な曲に僕には聞こえる。
以前の作品までの自虐さは薄まり、とてもポジティブな世界観だ。
「俺は信じてる」なんて高らかに歌う長澤知之はちょっとイメージになかった。

このアルバムは本当に新しい一面を見せてくれた。
前作までのボーカルスタイルとまた違うスタイル、新しいサウンド、ポジティブな詞世界。
様々なものを提示してくれる。
震災以後、様々な音楽も形を変えた。そして聴くものの心情も大きく変わった。
この作品は、そんな人に(僕も含めて)提示するロックミュージックからの回答に聞こえる。(長澤知之本人はそういう趣旨じゃないとは思うが)
このカラフルな曲が詰まった「SEVEN」というアルバムが、ポップ・ロックミュージックにどんな影響を与えるかはわからない、そんなに売れるとも思わない。
ただ、お金をアイドルに大量のCDという形でつぎ込むような世界とは縁遠い。
そんな、大切な一枚を手に入れた気がする。



SEVEN(初回限定盤)(DVD付)

SEVEN(初回限定盤)(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BounDEE by SSNW
  • 発売日: 2012/06/06
  • メディア: CD


I think so 思う

少しづつ暖かくなって「あぁ もう夏か」なんて思ってしまう。
子供の頃は夏が来ると浮かれて、何かおこるんじゃないか? なんて思ったりもしたが20代中盤に差し掛かってくるとそんな気持ちもめっきり減ってくる。
そんな中読んだ漫画が緑のルーペという人が描いた「ブラパ」という作品。

ブラパ THE BLACK PARADE(1) (ヤングガンガンコミックス)

ブラパ THE BLACK PARADE(1) (ヤングガンガンコミックス)

  • 作者: 緑のルーペ
  • 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
  • 発売日: 2012/04/25
  • メディア: コミック





なんとなく買ってみたけれど予想以上に面白い。
ストーリーは、人のあまり寄り付かない廃車両で出会った二人の男女が遊ぶという、一見ただの
日常ほのぼの漫画にも感じるものだ。
ただ廃車両や廃工場をRPGのような世界に見立てて、冒険ごっこをするという小学生みたいな行動が、懐かしさを感じさせると同時に「視点を変えれば世の中こんなにワクワク出来るんだな」と思わされる。
そして一巻の後半から、少しづつ謎が生まれてくる、これからどうなるんだろうかとストーリーの行く先にもワクワクする。

あと最近(でもないけど)購入したのがフジファブリックのシングル「徒然モノクローム」

徒然モノクローム/流線形(初回生産限定盤)(DVD付)

徒然モノクローム/流線形(初回生産限定盤)(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMAR
  • 発売日: 2012/05/16
  • メディア: CD






クロニクルの要素だったポップさをより突き詰めていったかのような曲だった。
フジファブリック流のパワーポップの進化系ともいえる曲。
メロディラインも比較的シンプルだけど、細かな仕掛けがやはりプロ。いいアクセントになっている。
特にギターソロ前~ギターソロの展開が見事。
コード進行も流れに沿っているけれど、コーラスやソロによってまったく違う顔を見せる。
あと、こんなにも古風に弾きまくって、ギタリストの中のギタリストみたいなことをやる山内はおもしろい。
各々が主張した結果、上手い具合にフジファブリックのサウンドになっている。
ただライブでこれを四人でやるのは厳しそう。


カセットテープミュージック

音の魔術師COILのアルバムが出るらしい。以前までライブ会場で販売していたカセット音源を集めたベスト的な作品らしい。
「カセットテープミュージック」安直なタイトルだけど僕には懐かしさ溢れる名前だ。

僕が物心付いたとき、レコードはすでに過去の遺産で市場はCDばかりだった。
音楽に興味を持っても子供にCDを買うことなど出来なかったので、気になる音楽はレンタルしてカセットにダビングしていた。あのときの緑色のカセットテープを思い出して懐かしくなる。
その後はCDのウォークマンを小学生の高学年に、MDのウォークマンを中三に、iPodを高三にといった具合に音楽を聞く機械が変わった。気づけばずいぶん変わったもんだ。
いろいろ変わったけど、本質的な面ではいまだにPOPミュージックを楽しんでる。


3月11日には地震関係のニュースが沢山流れ、いろんなものを見た。
失礼な言い方だけれど、被害にあった方々の方が僕らよりよっぽど元気があるきがした。
被害にあった方々もそうだけれど、被害にあわなかった僕らもいつもどおりを取り戻せてない。
がんばらなければ。
Youtubeで韓国人が日本人死ねと言っている動画が話題になった。
韓国人はやっぱり日本人が嫌いなんだな。
やっぱり嫌だな。日本に関わるないで欲しい。

Someday Maybe

なかなか良質なPOPミュージックに触れられてうれしい。
そういう面でネットはとても偉大だ。今まで知りもしなかったミュージシャンや、見落としていたミュージシャンに簡単に出会わせてくれる。
そんな中で出会ったのが、「THE SONIC EXECUTIVE SESSIONS」というグループだ。
紹介していたサイトではQUEENを敬い、JELLYFISHに嫉妬したグループと書いてあった。
詳しくは知らないが、ロジャーマニングやブライアンウィルソンも評価しているグループらしい。
ロジャーの名前に反応し買ってみたら、本当に凄かった。
曲のメロディーは時代性を感じさせない普遍的なPOPミュージックだし、コーラスワークはとてつもなく分厚く豪華。
JELLYFISHに通じる部分もある。
そしてアレンジも凝っている職人的な楽曲。
JELLYFISHと違い激しさを感じさせないやさしい音作りが特徴的だ。
このグループは凄いが、作品の発表はきっと遅そうだから気長に待ちたい。

それと数日前、中古屋を巡り「MERRY MAKERS」や「IMPERIAL DRAG」といったJELLYFISH関連のCDを買ってきた。
どちらも凝ったPOPだった。
特に「IMPERIAL DRAG」のほうはPOPミュージックとROCKの融和を上手に表現したアルバムだった。
ロジャーマニングはやさしい曲調が得意かと思っていたが、ソロアルバムやTV EYESを聴くととてもロッカーな印象を持った。
JELLYFISH関連にはずれは一切ないと聴いてはいたが、ここまで来ると少し恐ろしい。

外国の音楽すてきだ(*K-POPは除く)

外国コンプレックスが日本人にはあると思う。
ユニコーンのあやかりたい'65も外人にあこがれる様子を描いた曲だ。
正直あこがれる気持ちは痛いほどわかる。
アメリカやイギリスなどの国は素晴らしい音楽を作っているし、その元祖でもあるからだ。
それにあこがれ、尊敬することはけっして悪いことじゃない。
でも、日本にだって素晴らしいPOPやROCKがある。それを認めることも大事じゃないのだろうか。

社会的認知度の低い中村一義だって素晴らしいPOPセンスの持ち主だ。
(中村一義を日本の素晴らしいPOPと書くと、洋楽のパクリだとかいう奴がよくいるけど、音楽なんて少しづつ受け継ぎながら変化し発展していくものだ。そんなパクリ理論持ち出したらビートルズなんてパクリだらけじゃないか。)

日本人の素晴らしいところにもっと目を向けるべきだと思う。
音楽にしろ生き方にしろ、いい加減自虐的なのはどうかと思う。

さっきK-POPというのを聴いてみたのでそう思った
いくつかヒットナンバーらしきもののMVを見てみたが、ひどかった
これのどこがいい音楽なのだろうか?
歌っていることは昔の日本の歌謡曲で歌いきったようなことばかりか、意味のない造語の羅列だった。
メロディーラインが素晴らしいかと思えば、ものすごく単調で(つまらなすぎて)逆に笑えた。
サウンドも完全によそのダンスミュージックからパクっただけの微妙なもの。
で、アイドルって言うくらいだから顔で勝負かと思えば、人工的な自然じゃない顔で僕はあまり好きじゃない。
あれは整っているけど気持ち悪く感じてしまった。整形してるかは知らないけど、ちょっと歪な感じがした。
ダンスに関しては・・・?なにがいいんだか全然わからない。

まぁ、テレビ局が言うには流行っているらしい。テレビ見ないから知らないけど。
捏造とか言われているけど、あんまり詳しくないからよくわからない(捏造であって欲しい(笑))
本当にこんなものが大流行しているほどリスナーと供給者がレベルが下がっているのなら、日本の音楽・テレビ業界は完全に終わりだろう。
そして、こんなのが大流行していると信じて、K-POPを聞いて成長する人たちが生まれるとしたらこれは悲劇だな。
メディアに踊らされてまともな感性を壊されるも同然だ。

もしかしたら、僕の感性がまともじゃないかも知れないか。
もしK-POPがまともな感性なら、そんなのはクソ以下だ。まだサカナクション聞いてたほうがマシだ。

僕らを嫌いという奴らは無理してかかわってこなければいいのに・・・

タグ:K-POP

カスミソウ

昨日中村一義の「ウソを暴け」を購入したが、HMVで長澤知之の「カスミソウ」も買った。

デビュー作以来のシングルだ(まぁ長澤知之Ⅱもシングルみたいなもんだけど)
今回の作品は攻撃性のない優しい曲ばかりだ。
ロックも好きだけどフォーキーなのも好きな僕には嬉しい。
アレンジ面も共同プロデュースの常田さんのおかげか知らないが綺麗にまとまっている。
哀愁感ただよう長澤のアコースティックな作品ながら、今まで以上に率直な希望を歌っている。
綺麗事だけでないが、確かな思いを感じる。
長澤知之の心境の変化かと思ったら十年前の曲らしい。

どんだけ振り幅大きいんだろう。

カップリングの二曲も等身大の少し情けない世界が垣間見える。

中村一義ともども次の作品に期待が膨らむ。

ウソを暴け

今日配信の中村一義のソロ作「ウソを暴け」ダウンロードしてみた。

期待以上の作品だった。
中村一義が去年たくさん語っていたニールヤングの話を理解できた。
ソロとして始まり、100sを経て作られたこの曲は、中村一義がやってきた音楽が凝縮されてる。
ずっとソロを続けても、ずっと100sを続けても生まれなかったと思う。

孤独な世界を高らかに歌ったソロから、100sと共に純粋な希望を歌い、今また一人で現実を見つめた希望を歌っている。
15年たった今僕らに問いかけてる「どう?」と。

サウンドの質感は初期のアナログ感とは違い、現代的な感触がありERAに近く。とても聞きやすい。
ただERA的な電子的な面は一切なく、バンドサウンドだ。
リンゴ•スターのようなドラムも健在。
「IN MY LIFE」を用いた箇所も遊び心ありながらも、相変わらずセンスがいい。

ボーカルも特徴的な高らかなメロディを綺麗に響かせてる。最後のサビなんて「主題歌」を思いだすほど素晴らしい。
以前の中村一義とも、100sとも違う熟成したポップスだ。

去年の魂の箱が出た時に、もう過去の人になったんじゃないかと思った自分が馬鹿らしい。
決して中村一義は終わってなかった。

これじゃあ本番の「運命」ときっとこれから出るだろう、アルバムにも否が応でも期待してしまう。
楽しみだ。



タグ:中村一義

Chappie

COILが昔シングルをプロデュースしたChappieというキャラクターがいた。
詳しくは知らないがめちゃくちゃ豪華な曲作りをやっていたみたいだ。
水中メガネという曲では作曲草野マサムネ、作詞松本隆。そのカップリングは演奏ティンパンアレー
素晴らしい布陣。
で、COILがプロデュースしたのがGood Day Afternoonという3曲入りのシングル。
その他の提供者に比べればあんまり知名度がないけれど、そんなの関係なく見事なPOPを聞かせてくれる。

1.Good Day Afternoon(岡本定義)
爽やかなPOPナンバー。
コード進行もシンプルながらその上で跳ねるベースラインが爽やかさで曲を終わらせず深さを持たせている。少しポールっぽいフレーズもちらほら。
ギターの少しハイをあげたストローク、単音のアルペジオも綺麗にまとまった、派手さに逃げないまさしく職人といえる音作り。
で、それを歌う温度感のないボーカルがよりメロディの綺麗さを強調している。
作詞はシンプルな言葉を積み重ねながらも深みを持たせる岡本定義独特の文章。
提供曲にするには惜しいほどいい曲。(2008年にはギャルソンというセルフカバーアルバムでロック色を強めて収録している)

2.MCダイエット(佐藤洋介)
佐藤洋介の特徴的なサウンドが現れているロック色強い曲。
ギターサウンドの歪み具合がサイケデリックの時期のそれに近い、佐藤洋介の趣味だろうか?
後ろでなっているギターフレーズと荒々しいドラムの音色とキーボードが混ざり合ってサイケデリックながらも見事にPOPに昇華している。これは一般受けしない
二曲目という居場所がとても似合う。
詞は女の子がダイエットに奮闘するというストーリー性が強いもの。佐藤洋介の詞はいつもちょっと情けなくいい味出してる。

3.バス待ち(岡本定義)
岡本定義のバラードナンバー。
こういう曲を書ける岡本定義はもっと評価されてもいいと深く考えてしまう。
ピアノのバッキング主体でストリングスが後ろに少し入るくらいシンプル。
この曲に関してはシンプルなサウンドのためメロディーと詞の上手さがより際立っている。
”悲しくなんかないなのに何でかなバスがもう来ちゃうよ”
岡本定義の詞のセンスは日本的な情景をPOPに歌い、聞き手に感じさせるという面ではっぴえんど並みの偉業を当然のごとく行っている気がする。
この曲もボーカルの温度感の少ない淡々とした歌い方で、詞とメロディの切なさに見事にマッチしている。

いいミュージシャンが評価されないから音楽はどんどん変なもんばっか増えてく。
K-POPJとか-POPみたいに、思想のないまるっきり猿真似で、ほかと同じような言葉を並べてる曲はうんざりだ。
タグ:COIL Chappie
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